ミナペルホネンの持ち込み生地を使ったダイニングチェアの張替え
最近話題のミナペルホネンの生地を使った張り替えのご依頼です。
- ミナペルホネンの生地を扱っているかの問い合わせが増えた
- 生地関連の業者などに聞いてみても入荷が難しい
- インスタでの投稿数が増えている
「話題」と言ったのは、これらが主な理由です。生地の入手難易度は相当高いようで、裁縫や洋裁に詳しいスタッフの目の色が輝いていました。
持ち込み生地に は注意が必要です!
通常、張り替え用にお客様に提案する生地は、耐久度に優れた椅子用のものです。
そのため、生地の種類によって差異はありますが、通常の生地よりも破れにくかったり水に強かったりします。
今回は生地のお持ち込みで椅子専用ではなかったため、指定された手順に従い、水通しを行なっています。
もし、椅子用ではない生地での張り替えを希望される際は、
- 品質面の保証ができないこと
- 通常よりも工程が増え、工賃がかかる場合がある
といった点にご注意ください。
※ご希望の生地がある場合はぜひご相談ください
張り替え前に、今回の生地では水通しを行いました。
生地によっては省略可能な工程ですが、縮みを防止するために水通しが必要な場合があります。今回は指定された手順に沿って、水につけて日陰干しし、半乾きの状態でのアイロンがけしています。
ここまでが水通しで、以降は通常の張り替え作業です。
上の画像で言えば、左がベタ張り(ボウズ張り)で張り替えた椅子、右が本体への張り込みを行なった椅子です。
ベタ張りは「布地からモケット素材に張り替えたダイニングチェア」でも紹介した手法で、最もシンプルな張り替え方法です。
一方、本体への張り込みが必要な張り替えは、座面を型取りをして本体を覆うように張り込むので、並べ て比較すると見た目の違いもよくわかると思います。
ご希望の生地で張り替えたい時はご相談ください!
今回はベタ張り2脚、張り込み2脚の計4脚の張り替えでした。張り替え方法によって必要な生地量が異なったり、水通しが必要かどうかなど、生地の扱い方も変わってきます。
持ち込み生地で張り替えをご希望の際は、必要なメートル数などお気軽にご相談ください!!
今回の事例のように、ご満足いただけるように仕上げます!