天童木工のイージーチェアを張替えました
天童木工のイージーチェアの張替え事例をご紹介します!
天童木工といえば、数々の名作インダストリアルデザインの椅子の製造を手掛けているメーカーで、とくに曲木の美しさが印象的です。
今回、張り替え依頼があったイージーチェアは松村勝男氏デザインのもの。シンプルながら意匠が感じられます。脚は床摺り構造のため、洋室だけでなく、畳のある和室でもご使用いただけます。
肘掛けと脚を兼ねた両サイドの四角いフレームと、緩やかな曲線を描く背と座が一体となった構成は、シンプルではありますが座る部分が浮いているようにも見える軽快なデザインとなっています。素敵ですね。
(↓薄ピンク色が張替え前、紺色が張替え後です。)
縫製にもひと工夫!
袋状に縫い合わせたものを、上からぴちぴちに着せていく感じに張り替えています。座面下の前側にある貫の所に袋の口が来る感じです。シンプルながら、角には丸みを持たせつつ縫製時にしわが出ないようにする工夫(縫い代の幅を広めに取ることで綺麗に仕上がるようになっていたと思われます※私的な解釈ですが...)が見られました。
そして、入るぎりぎり、ぴちぴちのサイズ感で仕上げるのも重要なポイント。
今回はシワなくきれいに仕上がりました。天童木工の張替えをすると、とっても勉強になります!
今回、使用した生地はSINCOLのT-7319というファブリックです。
落ち着いた紺色がフレームにもよく似合っていてとっても良いです。和家具にも北欧のヴィンテージ家具もよく合いそうで、どんなお部屋で使われているか想像が膨らみます〜
以上、スタッフのカモシマでした〜