アンティークの椅子を張替えて再利用する
納品目安:3週間
納品数:1脚
納品先:大阪府箕面市
美容院をオープンされるお客様で、アンティークショップで購入した椅子を店舗で使えるように張り替えてほしいというご依頼をいただきました。
張り替えないと使えないほどボロボロな状態
この椅子は二人掛け(2P)ソファーで、作られてから何十年前も経過しているので、見た目にもわかるくらいボロボロになっています。 特に座面の破れやほつれがひどいのですが、木枠の劣化はほとんどなく、強度も残っていました。
昔の手法や良さを可能な限り再現する
ソファ の座面、背面ともに昔ながらの手法で作られており、作業も複雑となります。
まず、座面の土台を作るために麻のテープを格子状に編み込んでいきます。
そして、スプリングを置いて固定させるのですが、今回はスプリングを固定させる紐が切れていたので、紐を交換しスプリングを固定させました。
このアンティーク椅子のクッション部分は、馬の毛やヤシの繊維(ファイバー)、藁といった、昔によく使われていた素材が使われていましたが、今回の張り替えに際してウレタンクッション材に変更しています。
アンティークショップやリサイクルショップで椅子を購入すると、座面がボロボロにへたっている場合があります。ほとんどの椅子は張り替えられるので、ぜひご相談ください!