カッシーナのソファ張替え事例
*カッシーナのソファの張替え事例をご紹介します*
今回ご紹介のソファはとてもシンプルなフォルムで、どんな空間にも違和感なく置けそうなデザインだと思いました。柄物の生地やレザーなど、張り地の選び方次第でいろいろ遊ぶこともできそうなソファですね!
今回使用した生地はサンゲツのエリソス(UP371)というファブリックです。
引いて見ると、無地の何の変哲もない生地に見えますが、手に取って見ると織りに凹凸があり、特徴的なテクスチャーであることがわかります。シックな雰囲気とテクスチャー感が、安定したカッコ良さを演出できるような生地だと思います。厚みもしっかりある生地ですので、肉厚なしっかりした感じが好きな方にはおすすめです!
*シンプルな見た目とは裏腹の(!?)ビックリ構造*
張替え作業に取り掛かり「さて、肘や背はどうやって外すのだろうか?」と思案するのも束の間・・・
「すぽっ!」
「すぽっ!!」
「すぽっ!!!」
「すぽっ!!!!」
なんと、上に引き抜くだけで外すことができました!
左右の肘と背中が同じ4つのパーツの組み合わせで構成されていて、本体から出ている鉄のフレームにパーツを差し込むだけで組み立てができるという、とても珍しい構造をしていました。
肘と背を外すと、何じゃこりゃ感がありますね(笑)
肘&背のパーツを底から見るとこんな感じに穴が空いています。
一般的なソファだと、ひっくり返してビスやボルトで固定されているのを外したりするのですが、このソファは組み立てが簡単で少し得した気分になりました〜。
高級メーカーのカッシーナとあって、手を替え品を替え、他には無いような製品作りに余念がない印象を受けました。
こうして日々、様々な構造の椅子やソファに触れることができるのは、張替え業ならではだなと改めて感じます。張替え業は、なかなか飽きさせてくれませんね〜。
アンティークから時代の先端を行くカッシーナまで、いろんな椅子のご依頼をお待ちしております〜。
以上、スタッフのカモシマでした〜〜〜